2016年12月19日月曜日

うんまい金沢 海鮮編 その2 3-1

第2位 ズワイガニ・コウバコガニ


金沢の冬の味覚の王様は、何といっても

ズワイガニ(加能ガニ)コウバコガニ(香箱ガニ)です。



金沢人は、毎年カニ解禁を心待ちしています。





ところが今年、大変な事が起こりました。





実はカニ漁は、毎年11月6日午前0時解禁と決まっています。

そのため漁師達は、11月5日夜に港を出発し、漁場に待機して午前0時を今か今かと待ち続けます。

そして、午前0時の解禁と同時に網を仕掛けます。

それから昼頃まで漁をして、夕方には初競りにかけます。



こうしてその大漁のカニが7日早朝、金沢中央卸売市場で競られ、その日の午前中にはスーパーの店頭に並びます。



こんな当たり前だと思っていたことが、今年は駄目になってしまいました。






それは、11月5日に風が強く大しけのため、石川県内で約100隻の漁船が、出港中止となってしまったことです。

こんな事は、69才になるベテラン漁師さんにとっても過去30年で、初めての経験だそうです。



実は、金沢市内のスーパーでは、11月7日のカニ解禁に合わせて、何日も前からチラシを刷って、朝刊に挟む予約をしています。

そして、煽りに煽って、カニ初売をアピールします。

また、高級料亭や旅館では1年も前から予約が殺到し、11月7日の夜は満室が通例だそうです。




こんな状態なのに肝心のカニがないのです。


えっ、それでどうなったかって?




残念ながら(?)安心して下さい。

そこは流石に商売人。

兵庫県産や鳥取産・ロシア産でまに合わせたそうです。





ここで県外の方には、とても申し上げにくいお知らせがあります。

それは皆さんが9月や10月に金沢に来て、おいしい美味しいと言って食べたカニは、金沢産(石川産)ではないということです。




改めて申し上げます。

金沢では、地元産ガニの食べられる期間が、決まっています。




加能ガニでは、毎年11月6日から翌年3月20日までです。

また香箱ガニは、11月6日から12月29日までしか食べられない決まりです。


何とその香箱は、あと2週間しか食せません。

どうぞ皆様、急いで金沢においで下さい。




次回はカニの美味しい食べ方と上質なカニの見分け方について述べます。

そして、何故金沢のカニが美味しいのか、その謎について説き明かします。


どうぞお楽しみに。





今回の担当は、達じいでした。

あんやと。


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