黄系の和色・日本の伝統色

黄系の日本の伝統色をまとめました。きものを着る際の参考になればと思います。
向日葵色 ひまわりいろ
あざやかな黄
夏に周囲が黄色に咲き中央が褐色に開くキク科のヒマワリ(向日葵)の花びらのような色。


鬱金色 うこんいろ
つよい黄
ショウガ科の多年草ウコン(鬱金)の根茎で染めた、鮮やかな黄色。


砂色 すないろ
明るい灰みの黄
海岸などに見られる非常に細かい石の粒。砂のように、黄色がかった灰色。


芥子色 からしいろ
やわらかい黄
アブラナ科の草本カラシナの種子を粉にした、芥子の色。この芥子を練って、香辛料や薬用としたものの色。


蒲公英色 たんぽぽいろ
あざやかな黄
春に鮮やかな黄色の花を咲かせるキク科、タンポポ(蒲公英)の花びらのような色。


鶯茶 うぐいすちゃ
暗い灰みの黄
ウグイス(鶯)の背の色に似た、褐色がかった黄緑色。江戸時代の女性に人気があった。


中黄 ちゅうき
明るい緑みの黄
印刷業界で使われている色名。インキの黄よりも赤みをもつ。


刈安色 かりやすいろ
うすい緑みの黄
古くから黄色染色に使用された、秋に穂を出すイネ科の多年草、カリヤス(刈安)で染めた色。


黄蘗色 きはだいろ
明るい黄緑
夏に黄緑色の小花を円錐状につける、ミカン科の落葉高木キハダ(黄蘗)の樹皮で染めた色。


海松色 みるいろ
暗い灰みの黄緑
干潮線から水深30メートルの岩上に生えている海藻類ミル科の海藻、ミル(海松)のような色。


鶸色 ひわいろ
つよい黄緑
スズメ目アトリ科ヒワ亜科に属するヒワ(鶸)の羽を連想させる色。


鶯色 うぐいすいろ
くすんだ黄緑
上面は緑褐色で腹部が白く淡色の眉斑がある鳥、ウグイス(鶯)の羽に似た色。


抹茶色 まっちゃいろ
やわらかい黄緑
新芽を製茶し、さらに臼(うす)でひいて、粉末にした抹茶(主として、茶の湯に用いられる)のような色


黄緑 きみどり
あざやかな黄緑
黄と緑の中間の鮮やかな色。基本色名の一つ。


苔色 こけいろ
くすんだ黄緑
コケ植物や地衣類・シダ類の、ごく小形のものなどのコケ(苔)のような緑色。


若草色 わかくさいろ
あざやかな黄緑
古来より、柔らかく、みずみずしいものとして捉えられてきた、まだ春浅い時期に目を出し始めた若草のような色。


萌黄 もえぎ
つよい黄緑
草や木の若芽が、萌え出る色の意。「萌木」とも書く。


草色 くさいろ
くすんだ黄緑
草の葉のような色。ただし「草の色」といえば、黄ばんだ草の葉の色を指し、秋の季語。


若葉色 わかばいろ
やわらかい黄緑
生え出て間もない草木の葉のような色。「若葉」は夏の季語として広く用いられる。


松葉色 まつばいろ
くすんだ黄緑
マツ(松)の葉のような色。古くは「松の深緑」のように、深緑の名として用いられた。





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