青系の和色・日本の伝統色

青系の日本の伝統色をまとめました。きものを着る際の参考になればと思います。
藍鼠 あいねず
暗い灰みの青
藍色を帯びた鼠色。「藍気鼠」とも言う。


空色 そらいろ
明るい青
晴れた大空の色。雲一つない晴れ渡った空の色を連想するのが一般的。


藍色 あいいろ
暗い青
茎は紅紫色で、秋、穂状に赤い小花をつけ、葉・茎から藍染めの染料が採れるアイ(藍)で染めたような色。


濃藍 こいあい
ごく暗い青
濃い藍色。藍がかった紫色。藍染でより濃い色に染めたもので、これよりも濃くすると「紺色」になる。


勿忘草色 わすれなぐさいろ
明るい青
6月頃、尾状に巻いた花穂を出し青色の花をつけるワスレナグサ(勿忘草)の花のような色。


露草色 つゆくさいろ
あざやかな青
夏に二つ折りの苞(ほう)に包まれた青い花をつけるツユクサ(露草)の花で染めたような色。


縹色 はなだいろ
つよい青
薄い藍色。藍染の浅葱と藍との中間くらいの濃さの色。



紺青 こんじょう
暗い紫みの青
青色の顔料の色。北斎の浮世絵にも使われた無機顔料の名。



瑠璃色 るりいろ
こい紫みの青
語源は梵語の音訳「吠瑠璃(べいるり)」の略からとされ、古代インド、中国などで珍重した青色の宝玉の瑠璃のような色。


瑠璃紺 るりこん
こい紫みの青
光沢のある紫がかった紺色の瑠璃。仏の髪や仏国王などの色として経典などに見える。


紺色 こんいろ
暗い紫みの青
濃い藍色。青と紫を合わせた色。藍染の最も濃い色を「紺」とも言うが、その中でも濃い色の意で、「濃紺」などの語がある。


杜若色 かきつばたいろ
あざやかな紫みの青
湿地に群生し、初夏、濃紫色の花を開くカキツバタ(杜若)の花のような色。


群青色 ぐんじょういろ
こい紫みの青
天然に産する岩絵の具の一種、藍銅鉱を原料として製する鉱物性の顔料、群青による色。


鉄紺 てつこん
ごく暗い紫みの青
鉄色がかった紺。鉄色と紺色との中間の色合いで、「紺鉄」とも言う。




<PR>
宅配買取お着物専門店久屋ひさやです




このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿