2017年4月25日火曜日

風の谷のナウシカとメーヴェ風飛行機展示会

風の谷のナウシカとメーヴェ風飛行機展示会



先日、宮崎駿(みやざきはやお)氏のアニメ「風の谷のナウシカ」に登場する航空装置「メーヴェ」をモデルとした小型飛行機「M-02J」の展示会が「金沢21世紀美術館」の別館「プロジェクト工房」でありました。


「風の谷のナウシカ」は、1984年に公開されたアニメ映画です。

そのあらすじは、科学文明の崩壊後、異形の生態系に覆われた終末世界を舞台に、人と自然の歩むべき道を求める少女ナウシカの姿を描くという、メッセージ性の強いアニメでした。

おじさんは、可憐かつ勇敢で、聡明なナウシカの面影を心に浮かべながら、早速会場に向いました。


「メーヴェ」とは、ドイツ語で「カモメ」を意味します。

そして「Mー02J」は、実際に空を飛ぶことができます。
Mー02J

2016年9月の北海道滝川市での実験では、高度107メーターで飛行しました。
北海道滝川市での実験

北海道滝川市での実験

その機体は、巾9.6メートル・全長2.7メートル・重量100キロで、垂直尾翼がなくジェットエンジンを搭載しています。
Mー02Jの右側
Mー02Jの左側

正面からの写真です。

Mー02J正面からの写真


背後からの写真です。
Mー02J背後からの写真

パイロットは、機体上に腹ばいになり、体重移動で操縦します。


この「M-02J」は、東京都渋谷区のメディア・アーティスト八谷和彦(はちやかずひこ)氏により制作されました。

この宮﨑駿作「風の谷のナウシカ」に登場する飛行機「メーヴェ」をモデルとして、実際に乗れる「1人乗りジェットグライダー」を制作し、飛行するという夢のようなプロジェクトは、2003年から始まりました。

「メーヴェ」を飛ばすという発想は、同年に勃発したイラク戦争への憤りを八谷さんが、覚えたことを契機として生まれたそうです。

これは「風の谷のナウシカ」が、テーマとする「環境汚染や自然破壊への警鐘」や「戦争行為への抗議」に賛同する意志表示と同じではないのかと感じました。

こうして八谷氏は、数々の難題を解決しながら13年の歳月を経て2016年、「Mー02J」を大空に旋回させることに成功しました。

これは、とても見事にその思いを叶えた成功事例だと受け止めました。

そして、この展示会が「金沢21世紀美術館」「プロジェクト工房」で催されたことに大きな意義を感じました。
プロジェクト工房

金沢21世紀美術館は、金沢市広坂1丁目にある現代美術を収蔵した美術館で、2004年10月9日に開館しました。

この美術館のテーマは「市民に開かれた美術館」です。

そのテーマの一つの表現方法として、開館時から恒久展示作品として、無料公開されているレアンドロ・エルリッヒの「スイミングプール」があります。

この作品は、プールの上と下からお互いの姿を観察しあうという、異空間を体験するというものです。
レアンドロエルリッヒのスイミングプール

そして現在、金沢21世紀美術館は、その斬新で優れた企画で、世界的な知名度を得るまでに成長しました。

また2015年には、初めて年間入館者数が、200万人の大台超えとなる237万人を記録したそうです。

これに対して、金沢21世紀美術館の担当者は「年間200万人超は、地方都市の美術館ではあり得ない」と新聞紙上でコメントしています。

ちなみに石川県の人口が、約115万人ですので、これは、やはりもの凄い数字だといえるでしょう。


金沢は、伝統文化と新取の気質が共存する街でもあります。

そして、これからの金沢は、もっともっと面白くなる予感がしています。

あんたもいっぺん、かなざわにきてみまっし~♪

ほや、ほや♬

今回の担当は、達じいでした。

あんやと(・o・) (・o・) (・o・) (・o・) (・o・)

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